祭囃し編 其の九 攻防

富竹が山狗に捕まった
身の危険を察した入江は、赤坂に緊急信号の電話をかけ診療所からの脱出を試みる
同じく赤坂も梨花の家から園崎家へ向かうが、双方共山狗が行く手を遮る

綿流しの祭りに訪れた詩音達に救出される入り江
しかし入江の白衣には発信機が付いていた
”園崎家に梨花有り”
確信を得た鷹野は山狗の突入を命じる

園崎家地下祭具殿
堅牢なこの地下施設に爆弾を持って侵入してくる山狗達
残る手段は地下に続く抜け道
しんがりを買って出る詩音に圭一や魅音が交替を訴える
しかし追っ手はすぐそこまでやって来ていた

詩音達が捕まってしまった
”これが最後の世界なの!”
詩音達を失いたくないあまりに取り乱す梨花
”ぱしぃ!”
響いた音は梨花の頬を爆ぜる
「梨花、聞きなさい!」
羽入は叩いた手を収めながら梨花へ語りかける
「私たちは長い時をかけ、ようやくこの世界で最も大切な事を学び取りました」
「それは…”奇跡の起こし方”」
仲間を信じて決して諦めない事
梨花は仲間を信じて生き延びる策を打って出る
鷹野は自分の”殺し方にこだわる”事を見越した投降
「大丈夫なのです、ボク達は絶対に勝てる」
「ボクも皆も、神様までもが信じているのだから」
「こんなのピンチでも何でもないのですよ♪」

しかし小此木は強かだった
梨花を確保した途端、仲間への追撃
交換条件を飲む気はさらさらなかった
しかし神様は梨花の味方
山狗に成りすましていた赤坂が行く手を遮る
気絶した振りをしていた詩音達も隙を突いて逆襲
「さあ今度はこっちが撃って出る番なのです!」

入江から聞かされる衝撃の告白
「聡史君は生きてます」
入江診療所への襲撃を自ら志願する詩音
「どうしても行かなければなりません」
理由を言うわけにはいかない、沙都子までもが着いて来るに違いないから
”神様がくれたチャンス”と梨花は言う
「あなたは信じなかった事を悔い、信じつづけました」
「あなたの強い意思の前に、目の前の苦難はもはや苦難では無いのです」
羽入が詩音へ贈る賛辞
「ありがとう、上手くいきそうな気がします」
詩音の声に梨花が後押しする
「上手く行きますですよ、オヤシロサマのお墨付きなのです♪」